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枠にはまらずになんでもいいかなって。(愛車:スパシオくんと)
by jh7hhn
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オリンピック
 で途中棄権した選手が叩かれる、ということが日々報道されている。

 登山で言えば、頂上目前にして、危険をおかしてまで登るか、降りる決断をして生還するか、というのに似ているなぁ、って思った。

今回のは、登る安易な決断ではなく、降りるという苦汁の決断をしたわけだが、長い選手生活からしたら、降りて正解なようにも思える。よく決意した、と褒めたい。

 あるニュースの中で「・・・責任と義務を他人に押しつけようとし、その人が成功すれば天まで持ち上げる。そのかわり、失敗すれば地獄に落とす」 とあった。こういう光景は、なにも開催国ばかりではなくアメリカの大リーグを見ていてもあるように思える。でも日本にはないかなぁ。



 ところで、1970年代のNHK FMのラジオドラマに、寺山修二作のこんな内容のドラマがあった。

 超未来の話で、人類は、超高層ビルを林立させた。人々は、そのビルの中で一生を過ごす。ビルの中には、ありとあらゆるものが入っていて、会社、学校、病院などが1つのビルの中に存在する。
 ある日、一人の若者が、1階から上を目指して登り始める。人々は、1階毎に登って行く若者を見て、「きっと最上階まで行くだろう」と想像し、若者に希望を持つ。若者は、始めはそのつもりではなかったんだが、みんなに言われるので、そうかな、って思って、いつしか最上階を目指すようになる。そのうち、人々の関心は、最上階にたどり着いた後、その若者がどうするのか、という点に絞られてくる。
 ある人が、「きっと、最上階から、飛び降りるに違いない」というと、みんなもそう思って、「最上階から飛び降りる」という筋書きができてしまう。若者は、このまま最上階には行くんだけれども、その後のことは考えていない。でも、群集に押し上げられて、最後には、本当に最上階から飛び降りさせられる羽目になってしまった。

 というもの。

 この若者も勇気を出して、例えば、最上階から逆に1階を目指して今度は歩いたらよかったのかもしれない。群衆の期待や希望を裏切ったって、結局は自分には関係のないことなのだ。所詮、外野の考え。従う必要のないことではある。

 オリンピックとはいえ、選手生活の一こまなんだから、その中で選手は自由にやればいいのではないかって思います。

by jh7hhn | 2008-08-19 08:47 | 日記 | Comments(4)
Commented by タケ at 2008-08-19 22:41 x
何やら難しいテーマになってしまいましたねエ

エラそうな事を云うつもりはありませんが「スポーツの見世物化」に原因があるのではと思います。

プロは技を見せて何ぼの世界ですが、アマはメダル以外はNO-。
パチスロではむしろプロが大量のメダルを金に替えますが。

話がややこしくなりましたが、詰まるところ道を極めた後をどのように軟着陸させていくかですよね。

一般人は自分で選べるけれど、一度光を浴びてしまった人は世間が決める...

昔から「有名税」などと云って我慢をさせておいて落ち目になったら「あの人は今」で死人に鞭を打つ。 

せめて「有名年金」なるものを給付して往時を懐かしがらせてもらうくらいの余裕が見物人側にも必要なのでは。
Commented by jh7hhn at 2008-08-21 23:03
タケさん こんにちは。

中島みゆきの歌に「世情」というのがあります。

「世の中はいつも変わっているから、頑固者だけが悲しい思いをする。変わらないもの何かに例えてそのたびつぶれちゃぁ、そいつの性にする・・・」という歌詞です。

まさにそんな感じですね。
Commented by タケ at 2008-08-21 23:28 x
今晩は。

祝ソフトボール金。 勝てばこんなもんです。 お疲れサマーですね。

アップで見るとUSA、オーストラリアの選手には美人さんがチラホラ混ざっていたけどわが日本軍には...。

でも中国で「君が代」を鳴らすのは度胸が要りますよね。
バレーや男子サッカーのストレス解消になりました。   
Commented by jh7hhn at 2008-08-21 23:42
タケさん こんにちは。

昨日の延長戦も見ていたので、ハラハラもんでしたが、素晴らしかったですね。一昔前の雪辱、と言ったところでしょうか。
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