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先日、埼玉県にある、とっても大きな団地の解体工事現場で、雨の中、救助犬による災害捜索訓練+無線通信訓練が実施されました。
写真は、友人のマリちゃんワールドさんのところで、そのうち公開されるものと思われます。 私は、こういう訓練はまったくの初めてだったので、とてもじゃぁありませんが、写真撮影などできませんでした。カメラは持っていったけどね。 瓦礫、解体現場の人が近づけないところに、あらかじめ、女子学生が待機(隠れている)していて、救助犬とそのサポートの人間たちが見つけて本部に如何に正確に場所や状況を連絡できるか、というものの訓練でした。私は、本部付きの無線担当者の役でした。 無線機は、特定省電力無線機とアマチュア無線を併用しました。なにせ、1辺が500mもある巨大な団地で、解体具合が、現場に行くまで不明と言う状況でしたので、どんな状況でも万全な体勢になるような装備で向かいました。 結果、やはり、瓦礫の影に入ると特定省電力無線機では難しく、アマチュア無線が威力を発揮しました。私は、両手にそれぞれのマイクを持ち、両者から送られる情報を二刀流の如くに裁かなければいけませんでした。 私が、お手伝いをしているチームは、捜索開始から5分も経たないうちに、次々と遭難者を発見しました。それは見事と言うしかありませんでした。難しかったのは、場所を無線で特定することでした。現場が見えない位置にわざと本部を設置し、基点となる棟の番号しか知らないという前提で訓練が行われたため、「○○棟の南に××mの瓦礫の中の、東に△△m行ったところ」というような場所の連絡を、何回もやり取りしながら確実なものとしていくところがとっても難しかったです。他のチームでは、「どこそこの南の方の・・・」というやり取りで、結局、本部に戻ってきてから、地図であれやこれやと言いながら場所の特定をする、というところもあり、私がお手伝いしたチームのすごさを目の当たりにいたしました。 私ら無線屋にとっては、普段の移動運用とほとんど代わらないものでしたが、緊張感はまったく違うものがありました。私の装備は、特定省電力無線機1台、ハンディ機1台(予備1台)、単二の電池での予備バッテリー2個、非常用電源1台、踏みたて君+4.5mポール。ヘンテナ。と、三重のバックアップ装備で当たりましたが、バックアップ機材は結局どれも使用しませんでした。 また服装ですが、ヘルメット、ゴアステックなどは、すべて友人からの借り物でした。一度、鏡で見てみたら、赤軍派のような格好をしておりました。 なんといいますか、とっても私には楽しい訓練でした。 参加者は、いろんな立場で今回の訓練に参加されたと思いますが、それぞれに得たものは大きかったものと思います。私も他のボランティア団体にも所属しておりますが、まだ、現場の経験がなく、このような訓練に参加していくことで、だんだん、現場にも出動できるようになるかもしれません。 以上、報告終わり。
by jh7hhn
| 2007-02-20 23:32
| 救助犬
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Comments(2)
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